ヤッターオタクたのしい!!

ワーーーーイ!!

志藤正義は古典英雄譚なのか?

 

 志藤正義さんお誕生日おめでとうございます!!!!!

 

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 どうしても志藤正義さんのことは正義さんと呼んでしまう
 前ワヒロSSRのブログ記事書いたときも言ったんですけど、私『新年最初の合同訓練』のSSRがとても好きなんですよね。正義さんてすごく強くて、リーダーとしての資質も兼ね備えていて、しっかり者でかっこいいのに、羽根つきで顔に墨ついちゃうようなおちゃめなところがあって、そこが凄く魅力だなって思います。何だこの一文の長さオタク特有の早口か?(ろくろを回すポーズ)
 正義さんの方向音痴なところとか、あと忍者シリーズのカドストとかで見れる照れてるところとかも好きです。可愛いよね。


 もうそろそろお察しのことかと思いますが、私は愉快なオタクのブログが書きたいのになぜか率直に書くと論文になってしまう人間なのですが、今回正義さんの話がうまくまとまらなくて、なんかのっぺりした記事になってしまうことをお詫び申し上げます……白星、難しいんですよ……
 たぶんね、白星というか星乃周辺がひとかたまりでひとつの概念になっているはずなんですけど、まだちゃんとストーリー中の関係の整理ができていないです。難しい。

 なので今回の記事は、正義さんというか白星というか星乃というか、そのへんをフワフワしながらフワフワ~と雑感をまとめた記事です。

 


●ヒロイックロマンス

志藤 正義
強い血性と高い身体能力を持つ、名門白星最強のリーダー。
頭脳明晰で策略を立てることも得意だが、
中学時代に親友を亡くしており、それをずっと悔いている。
懐が深く包容力があるためか、面倒事に巻き込まれ、
その解決に奔走することが多い苦労人。
(公式サイトキャラクター紹介より引用)

 

youtu.be



 柊くんの記事でも書いたのですが、ワヒロのキャラクターは全員が〝ヒーローものの主人公になれるキャラ〟として描かれているんじゃないかな?と思っているんですよね。
 それって、イコール「ヒーロー物語を形成する概念をモチーフに持っている」ということじゃないかと思っていて。先月記事を書いた巡くんも、医療という明確なモチーフがありましたよね。
 そういうわけで、正義さんにもヒーローという概念を形成するうえで欠かせないものがモチーフになっています。……正義さんの、というか、白星、星乃家が抱えているモチーフですね。それは〝騎士道物語〟です。

 

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背景のせいで愉快度が高い


 こういう感じで、正義さん周りのテキストにちょくちょく「王」「騎士」という単語が出てきます。でもたぶんこれって、〝騎士道〟の話はしていないんですよね。この語群が指している概念って、振る舞いの模範・人格の指標となる〝騎士道〟ではなく、物語構築のひとつのジャンル〝騎士道物語〟なんです。

kotobank.jp

 

 宮廷風物語とか、騎士道ロマンスとも言います。作品としては『アーサー王物語』の円卓の騎士が有名ですね。中世に流行した物語の様式ですが、古典といって差し支えないのではないでしょうか。
 正義さんを筆頭に、星乃家に騎士道のモチーフがあてがわれていることと、白星第一学園が〝伝統ある王道の学校〟として描かれていることって無関係ではないと思っていて。モチーフとなっている概念が古典であることへの匂わせだと思うんですよね。浅桐さんが武居一孝を「化石」と揶揄するのも同様です。

 

 でも面白いなと思うんですけど、正義さん自身は「ヒーロー」に対して、かなり現代的な見方をしているんですよね。これも以前記事で書いているんですが、ワヒロのヒーローたちの多くは自身の属性である「ヒーロー」に対してメタ的な認知を持っていて、正義さんも同じく、自身がヒーローであることに対して客観的です。
 特に志藤正義の場合、「ヒーロー」を〝役職〟と捉えている向きがかなり顕著であると感じます。あるいは〝職業〟。「ヒーローという職に就いている自分が社会からどうみられるか」を非常に意識した行動を、志藤正義は取る。それは彼の生育環境による経験が基になっているんだろうと思うのですが、他者視点を元に自分の属性であるヒーローを意識するというのはとてもメタ的ですよね。
 正義さんが〝古典的なヒーロー〟であった場合、こういった認知は不可能です。以前の記事でも書いたように、古典的な意味での英雄譚では「英雄になる道程」が物語になるため、自分自身が英雄であると自己認識することができません。
 おそらくこの〝古典的なヒーロー〟を担っているのは武居一孝なのだろうと思います。これはまた改めて記事にしたいです……(ずっと言ってる)

 

 じゃあ正義さんは何なのか?という話なんですけど、ここがまだフワフワ~としているのですが、なんとなく〝古典的英雄譚の存在そのもの〟なんじゃないかな~?と思っているわけです。お前は何を言っているんだ?ちょっと待って、順番に説明させて

 「社会情勢が不安定になると、ヒーローが求められる」という言説があります。
 これは英雄を祭り上げるという意味ではなくて、「みんながヒーローものを読みたくなる/観たくなる」という意味です。「子役が売れる時は景気が良い」みたいなのと同じような話ですね。

 この〝求められているヒーローもの〟が、正義さんのモチーフになっているのではないか?と思うんです。

 どうですか?順番に説明しても意味が解りませんね!だからフワフワしてるって言ったじゃん!もう考察のテイとかではなく、類推とかを飛び越えて連想の域ですね……なんかそうなんじゃないかな~と思ってる~くらいの気持ちで聞いてください……

 ただ正義さんの作中の描写、社会性とか、一般の人々の白星(正義さん)に対する信頼感とか、メタ認知の深度とか、白星メンバーの立場の違いとか、そういうのを合わせていくと「正義さんって古典的英雄譚そのものを体現してるんじゃないか?」っていう結論に飛んでいくという……そういう話です……
 で、これ多分、お話を作るときに意識はしているけど意図的になったものではないような感じがする。偶然の産物ではないけど、結果の先取りみたいなことが起こってるような筆跡を感じますね。
 これ(正義さんが古典英雄譚自体を体現していること)がもし意識的かつ意図的だったら本当にすごいと思う……稀代のストーリーテラー……

 

 

●騎士と王

 わからない。以上


 …………いやあのね、志藤正義の話を複雑にしているのが、正義さんが騎士であり王でもあるというところなんですよね。
 しかも本人が王であることを否定するので余計ややこしいんですよね……
 でも実際に御鷹寿史と王騎士の関係が築かれており、また武居一孝に王を継承するのも志藤正義なので、物語上で「王」というシステムとして扱われていること自体は間違いないんですよね。
 で、どうして騎士であった正義さんが王になってしまったかというと、王が空位になったからですよね…………
 そうすると星乃慧吾のことを考えなければならず、星乃慧吾のことを考えると、星乃慧吾のことは…………わからない……………………振り出しに戻る

 

 ちょっと可能性として考えたのが、ここまでずっと古典英雄譚になぞらえて話を進めてきたわけですが、ワヒロが実際に描いているのは古典英雄譚〝ではない〟んですよね。
 現代的、その先を行くヒーロー譚とヒーロー像のお話が紡がれているわけで、そうすると、古典的英雄譚をモチーフに抱えている白星メンバーにとっては本編現在というのは〝後日譚〟に位置するのか…?みたいな……
 アーサー王物語でいうところの、アーサーがアヴァロンに旅立ったあとの円卓みたいな……
 何を言っているんだ?いよいよわからなくなってきたのでここまでで切り上げます
 ちゃんと自分なりの解決が欲しいのでここはたぶんまた考える!

 

 

●終わり

 終始フワッフワしていてまことに申し訳ないです。白星ムズカシ
 やはり「白星のリーダー」であるところが大きい正義さんですが、そんな正義さんのオフの感じとか、年相応の言葉遣いとか、ふと見せてくれるのが凄くいいな……好きだな……と思っております!報告かな?
 正義さんハッピーバースデー!!!たくさんお祝いされて楽しくたまにはゆったり過ごしてください!!!!

 

 

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